015.デザインのルールづくり「トンマナ」

ひと目でそれだとイメージできるように

デザインをルール化して一貫性をもたせることを「トンマナづくり」と言います。

例えば「コカ・コーラ」。

赤と白からなるモノをみると「コーラっぽい」とイメージできると思うのですが、これがトンマナの好例です。

商品やサービスの独自性を、色や文字、デザインで表現して認知が広がると、イメージから連想されるようになります。

こうなれば、以後はそのイメージを使い続けられるので、都度ルールづくりをする必要がありません。

 

一貫性のあるデザインのルールづくりとは

一貫性を持たせるためには、「何のための」ルール化なのかをハッキリさせることです。

デザインのルールづくりで大切なことは、

・つくる人や使う人が「便利」と感じる
・使うことで「助かる」と感じる
・見て、使って「楽しめる」と感じる

です。

単純に、色使いのルールや書体のルール決めをして一貫性を持たせることよりも先に、根本として「それがどういうイメージであるべきものなのか」を多方面から検討する必要があります。

 

一貫性のあるデザインのガイドラインづくり

1.「目的」をハッキリさせ、どうあるべきかを検討する
2.作業が効率化され、使う人が楽に使い回せることを目指す
3.崩してはいけない部分と、自由にして良い部分をつくる

長い間使っていくのであればあるほど、定着して遜色のないデザインにしなければなりません。

ガイドラインはきちんと決めておきましょう。

014.デザイナーも知るべきWebのこと

デザイン×Webライティングの必要性

特にLPを作る上で知っておかなくてはならないのが、「Webの構造の理解」と「ライティング」。

この2つはLPデザインを行う際のレイアウトに大きく関わってきます。

私が仕事を受けている際も日常茶飯事的に起こっているのが、

・「この流れに沿ってLPを組んでいくと、あっという間に見る人は離脱するのでは?」
・「クライアントはこの流れで原稿を書いているけど、同じようなことを何度も言っている」

というようなことです。

ですので、受けるこちら側が改善提案を行えるよう、Webの構造とライティングの知識は持っていた方が良いと考えます。

良くない流れのまま作って、良い結果が得られない場合、クライアントにとっては広告デザイン費の無駄になってしまいますし、本来持っているそのサービスのすばらしさを世に正しく伝えられない、ここが私はとても残念だと思ってしまいます。

WebデザイナーもWebまわりのことを分かった上でデザインをしていく必要がありますし、特に検索されることが前提のWebであれば、読んでもらう順番(レイアウト)はきちんと考えなければなりません。

こちらに、Webの特徴を詳しくまとめてみましたので、良かったら参考にしてみてください。

 

013.間違えずに選択できる、書体選び「7つのポイント」

7つのポイント

1.和文は「明朝体」か「ゴシック体」、欧文は「セリフ体」か「サンセリフ体」を選ぶ
2.読みやすくすぐれたデザインであること(例:UDフォント)
3.場所やシーンを選ばずに使えること
4.さまざまな太さが選べる書体(フォント)であること
5.一般的によく使われていること
6.フォントメーカーが信頼できること(モリサワやフォントワークス、またはAdobeFontsなど)
7.時代を越えて愛され使われていること

 

書体選びはコミュニケーション戦略に関わる

書体でイメージは大きく変わります。
そのため、テーマに合致した書体を正しく選ばないと間違ったイメージへ方向がずれていきますので注意しましょう。

絶対に外さない使い方は、上記1.の、

和文は「明朝体」か「ゴシック体」、欧文は「セリフ体」か「サンセリフ体」を選ぶ

になります。

書体の特徴はこちらのページをご参考いただけると嬉しいです。

>> 012.書体の特性を知って、適材適所の文字を選びましょう

さらに、その書体の種類で「太さ」を選択できるものが望ましいです。
以下のように、太さを変えるだけで表現、または表情を変えることができます。

 

これら以外にも使いやすい書体はたくさんあります。
どれを選ぶべきか迷った時は、7つのポイントを参考にしてみてください。