044.パワポではページを増やすことをためらわない

パワーポイントやKeynoteなどでプレゼン資料を作る際、ページが増えることへのためらいを捨ててしまいましょう。

プレゼン資料の役割は「伝える」ことです。

もしもページ数を意識しすぎるあまり、ぎゅうぎゅう詰めになったプレゼン資料にしてしまったら、そのプレゼン資料は伝わりにくく、共感を呼ぶ役割を果たしてくれません。

以下の例を見てみましょう。

詰め込む

上記の例ですと

詰め込む → 字が細かくなる → レイアウトが組みづらい

となってしまい、あまり読む気になれません。

つまり「伝わりにくい」のです。

次に、このようにしてみてはどうでしょうか?

分割する

ページ数は2ページ増えますが、「見出しページ」と「内容ページ」を分けることで役割がはっきりします。

読みやすくなる分「伝わる」プレゼン資料になります。

 

もちろん、むやみに細分化してページを増やすことは、逆に全体像を掴みづらくなるのでNGです。

全体の構造をどうするかをしっかり設計しておきましょう。

 

分かりづらいところを分割してゆとりを持った展開にする。

そのためにページが増えることをためらわず、「伝わりやすさ」を最優先に考えてみましょう。

 

042.言語→非言語へ変換する場合のメリットとデメリット

デザイナーたるもの、できるだけデザインに寄った表現で示したいと思うはずです。

しかし、ムリにデザインへ変換するとおかしくなってしまう場合もあります。

なぜなら「言語」の場合と「非言語」の場合で伝わり方が異なるためです。

言語の場合と非言語の場合、それぞれのメリットは以下のようになります。

伝わり方1

どちらも一長一短あることを理解しましょう。

何も考えずに言葉をデザインに置き換えると不都合が起きる場合があります。

例えば、パソコンやスマホの画面です。

単純に「NG」をシンプルに「×」だけで表現してしまうと、置き場所によって「閉じるボタン」「削除ボタン」などに勘違いされてしまう場合もあります。伝わり方2

 

デザインの基本は「見る人を迷わせない」ことです。

デザインにすべて置き換えるのが正解と考えず、この場面は「言葉」、この場面は「デザイン」と、その場面にあった表現を適切に選びましょう。

041.背景テクスチャを見るクセをつけよう

「写真のようなビジュアル素材がないので全体が映えない。。。」

「印象的にならない。。。」

といった悩みが発生する場合は、背景テクスチャを使ってみましょう。

 

ただし、背景テクスチャを使うということは、デザインの方向性に合った背景テクスチャをしっかりと選ばなければなりません。

方向性に合った雰囲気の背景テクスチャでなければ、印象がバラバラになり、見る人を混乱させてしまいます。

 

そうならないためにオススメなのが、「背景テクスチャを見て印象を言葉にする」練習をすることです。

 

例えば以下のような背景テクスチャを選んで、背景テクスチャの雰囲気を言葉にしてみました。

背景テクスチャ

正解を探そう、ということではなく、「この背景テクスチャは、この方向性の時に使えるな!」ということをイメージして言葉にすることが大切です。

一種の連想ゲームのようなものですので、楽しんで出来ると思います。

 

大切なのは、言葉にして書き出すことです。

言葉にすることで、しっかりと頭の中にストックされるので、

 

・この方向性の時はあれだな!と判断がしやすくなる
・非言語化力(言葉ではなくデザインで代弁する力)を鍛えることができる

 

という利点があります。

 

言葉にしないと、頭の中で整理がつかず、いざという時に豊富にある背景テクスチャを選ぶ時に迷いが出てしまいます。

背景テクスチャは、検索エンジンで「背景 テクスチャ」で調べるとたくさん出てきます。

または素材サイトで探すのもオススメです。>>イラストAC

 

日頃から背景テクスチャ素材を見て、「テクスチャ帳」のようなものを作ると、ストックが増え非言語化力が付くのでオススメします。