021.長い文章は「図解する」と視覚的に伝わりやすい

文字だけで伝えようとすると、読む人は「読まなくてはならない」ので、疲れてしまいます。

情報が多いと余計にそう思わせてしまい、本来伝えるべき情報がうまく伝わらない可能性があります。

例えば以下のようなものです。

 

(例)

デザインの重要性1

 

このような文章があった場合、おそらく読む側は多少なりとも抵抗を感じると思います。

そのためまずは箇条書きに直して、そこから図で表現する、という手順で変換をしていきましょう。

 

(箇条書き例)

デザインの重要性2

これを「図解」にします。

デザインの重要性
(例題・図案:『伝わるデザインの基本』P.86)

 

このように、箇条書きにしてから図に変換すると、きちんとステップを踏めるのでイメージがしやすく、間違いのない「図解」が作れます。

文章では伝わらないのでは?と感じたら「図解」で表現してみましょう。

020.電車の中はお宝だらけ

私にとって、電車の中はお宝だらけです。
なぜなら、広告だらけだからです(笑)
どれが目に飛び込んでくるかなと見てみると、飛び込んでくるのは
・赤のもの
・黄色のもの
が多いです。
注意を引く色なので当然そうなのですが、色だけではないんですよね。
飛び込ませるための、要素の配置、レイアウトがキモ。
この辺はレイアウトの法則に沿っている方がいいですし、間違いがないです。
そして、リズム感。
これがないと、たとえ飛び込んできたとしても、見ていてワクワクしないし、見た人のアクションにつながらない。
見る人の心を動かすのは、
・共感されるインパクト
・心を動かすリズム感
・美しさ
そして、
・共感されるメリット
です。
どんなデザインが好み、という視点で見るのも楽しいですが、何が刺さるか、という視点で見るのも大切ですね。
とかくデザイナーは、第三者目線を保ちつつデザインをしていくのが難しいため、電車に乗って、いち一般人として、広告を見ることはとっても大切です。
エンドユーザーの近い未来をハッピーにできる内容になっているでしょうか。
自分の世界観ものではなく、きちんと伝わる内容になっているでしょうか。
ブラブラ出かけて、電車に乗って、お宝だらけの中で、自分の広告デザインを見直してみましょう!

019.デザインは制作途中で寝かせるべし!

頭の中の「思い込み」を開放してみよう

思い込みをして突っ走っていないか、そもそもこの方向性で合ってたか、という確認をするため、ある程度まで作ったら寝かせてみましょう。

熟成させる、とイメージされた方、違います。何年寝かしても熟成はされません。(流行りが変わって、それがウケる、ということはあるかもしれませんが)

作っている時は、それに見慣れてしまっているので、それを正解だと思い込んでしまうからです。

・あしらい(装飾パーツ)の付け方
・全体のバランス
・実はヌケ落ちしていた情報

これらを後日見ると、改善点などに気づくことができます。

そのまま続けると、もう後戻りができなくなり、結果としてまったく別のモノを作り直さなければならないはめになります。

時間のロス、気力も下がてしまいます。

日を置いてあらためて見直す、ということをしてみてください。そこで、それが良いか悪いか、改めて判断できるでしょう。