広告デザインの本質とは?
「すべての虚飾を捨て本質を追及せよ」。
これは、千利休の言葉だそうです。
この言葉をデザインの場合に置き換えてみましょう。
広告のデザインの本質は、「見る人の近い将来がハッピーになるためのきっかけづくり」です。
ですので、そこにウソや過剰な表現をしても、それは見る人が結果としてハッピーにはなりません。
そして、デザインそれ自体にしてもそうだと思います。
極端な装飾やあしらいは必要ないのです。
デザイナーの役割とは?
私たちデザイナーは以下のことが役割だと考えます。見る人が結果としてハッピーになるだろう手立てを、
・気づかせるために目を引かせ、
・共感を呼び、
・ベネフィットを明確にして、
・その内容がしっかりと伝わるように情報を整理して、
・理解しやすいような導線をレイアウトする
ことです。
決して、テクニックに溺れてはならないし、かっこつけてるだけのものであってもいけません。
制作を進めていくと、どんなデザイナーでもスキルやセンスの見せどころとばかりに、本来不必要な欲が出てきます。
なので、
そもそも、この広告の目的は何だったっけ?
と、一旦最初に立ち戻ることをしましょう。
カッコいいデザインそれだけで、見る人の近い将来はハッピーにならないのです。