024.間違えのない「矢印」のデザインとは?

文章や図形を橋渡しするのが「矢印」ですが、案外これが間違ったり難しかったりします。

なかなかここに意識が向かない、ということもあるからかもしれません。

 

全体のデザインを壊さないで矢印を扱うポイントは、

 

1.太さ・形をすべて統一する

2.認識できる最小限のサイズにする

 

たったこれだけです。

 

 

例えば、以下のような感じはどういう印象でしょうか?

矢印

なんか不格好ですね。

矢印は使用する箇所ごとに大きさや形を変えずに、すべて統一したものを使うとまとまります。

 

また、矢印はできるだけ目立たせないようにし、ハッキリ認識できる最小限のサイズを狙うと野暮ったくなくオシャレ感が増します。

いかがですか?

特にエクセルやパワーポイントで用意されている「矢印」は主張が強いので、色や大きさを変える、または「三角」を利用するなどしてできるだけ目立たせないように、野暮ったくならないように工夫してみましょう。

 

 

 

 

023.デザイナーに必要なルーティンとは?

我々デザイナーが行なっているルーティンは、

 

1.「見る」

2.「真似る」

3.「アレンジして自分のものにする」

 

です。常にこの繰り返しです。

残念ながらデザイナーと言えども、まったくの新しいデザインを常に生み出すことは極めて難しいです。

 

ですので、人の作ったデザインを参考にして、それを自分で真似してみて、最終的にアレンジして自分のものにして蓄積していく、ということをやっています。

それをたくさんのデザイナーさんが繰り返して行ない、アレンジがどんどん広がり、また別のイメージが生み出されていく。

そしてそれをまたたくさんのデザイナーさんが・・・、という感じです。

 

実際に、かの有名な『ノンデザイナーズ・デザインブック』の著者は、本の中でこのようなことを言っています。

 

プロのデザイナーは、常に他人のアイデアを「盗んで」いるということを覚えておいてください。

つまり彼らは、常にインスピレーションを求めて、あたりを見回しているのです。

あなたがチラシを作るなら、あなたが本当に気に入るチラシやテンプレートを見つけて、そのレイアウトを使いなさい。

ただテキストと画像は自分のものを使うのです。

そうすれば、そのチラシはあなた自身のチラシになります。

–(中略)–

それは応用することで変化して、あなた自身のものになるのです。

私たちはみんなそうしています。

 

例えばPinterestを見て、良いデザインに影響を受けて自分で1日1つ真似して作ってみる、というだけでも良いかもしれません。

そんなルーティンについて、詳しく書いた記事がありますので、読んでみてもらえると嬉しいです。

 

022.「表」を表現する簡単な方法とは?

表はいわゆる「浮きやすい」存在です。

なぜなら、整理したデータ情報を示す事が多く、他の情報とは違う表現になってしまうからです。

例えば、表と言えば以下のような感じで作ると思います。

 

表_1

広告など、あなたが作った渾身のデザイン中にもし上記の表が入ったら、雰囲気や世界観が一気に壊れてしまうと思います。

 

では、どのようにすれば良いのでしょうか?

以下のようにすると、だいたいどんなデザインにもハマります。

表_2

 

ポイントは、

・余計な罫線を消す

・行間を広げて余白を作る

・「テキストデータ」は左揃え

・「数値データ」は右揃え

これだけです。

 

列が横に長かったり、行が縦に多かったりする場合は、1行おきに背景を入れると見やすくなります。

表_3

表は浮きやすい存在なので、

・できるだけシンプルに

・全体の世界観を壊さないように

・しっかりと説得させるような気配りをする

ということを意識して作りましょう。