022.「表」を表現する簡単な方法とは?

表はいわゆる「浮きやすい」存在です。

なぜなら、整理したデータ情報を示す事が多く、他の情報とは違う表現になってしまうからです。

例えば、表と言えば以下のような感じで作ると思います。

 

表_1

広告など、あなたが作った渾身のデザイン中にもし上記の表が入ったら、雰囲気や世界観が一気に壊れてしまうと思います。

 

では、どのようにすれば良いのでしょうか?

以下のようにすると、だいたいどんなデザインにもハマります。

表_2

 

ポイントは、

・余計な罫線を消す

・行間を広げて余白を作る

・「テキストデータ」は左揃え

・「数値データ」は右揃え

これだけです。

 

列が横に長かったり、行が縦に多かったりする場合は、1行おきに背景を入れると見やすくなります。

表_3

表は浮きやすい存在なので、

・できるだけシンプルに

・全体の世界観を壊さないように

・しっかりと説得させるような気配りをする

ということを意識して作りましょう。

 

 

021.長い文章は「図解する」と視覚的に伝わりやすい

文字だけで伝えようとすると、読む人は「読まなくてはならない」ので、疲れてしまいます。

情報が多いと余計にそう思わせてしまい、本来伝えるべき情報がうまく伝わらない可能性があります。

例えば以下のようなものです。

 

(例)

デザインの重要性1

 

このような文章があった場合、おそらく読む側は多少なりとも抵抗を感じると思います。

そのためまずは箇条書きに直して、そこから図で表現する、という手順で変換をしていきましょう。

 

(箇条書き例)

デザインの重要性2

これを「図解」にします。

デザインの重要性
(例題・図案:『伝わるデザインの基本』P.86)

 

このように、箇条書きにしてから図に変換すると、きちんとステップを踏めるのでイメージがしやすく、間違いのない「図解」が作れます。

文章では伝わらないのでは?と感じたら「図解」で表現してみましょう。

020.電車の中はお宝だらけ

私にとって、電車の中はお宝だらけです。
なぜなら、広告だらけだからです(笑)
どれが目に飛び込んでくるかなと見てみると、飛び込んでくるのは
・赤のもの
・黄色のもの
が多いです。
注意を引く色なので当然そうなのですが、色だけではないんですよね。
飛び込ませるための、要素の配置、レイアウトがキモ。
この辺はレイアウトの法則に沿っている方がいいですし、間違いがないです。
そして、リズム感。
これがないと、たとえ飛び込んできたとしても、見ていてワクワクしないし、見た人のアクションにつながらない。
見る人の心を動かすのは、
・共感されるインパクト
・心を動かすリズム感
・美しさ
そして、
・共感されるメリット
です。
どんなデザインが好み、という視点で見るのも楽しいですが、何が刺さるか、という視点で見るのも大切ですね。
とかくデザイナーは、第三者目線を保ちつつデザインをしていくのが難しいため、電車に乗って、いち一般人として、広告を見ることはとっても大切です。
エンドユーザーの近い未来をハッピーにできる内容になっているでしょうか。
自分の世界観ものではなく、きちんと伝わる内容になっているでしょうか。
ブラブラ出かけて、電車に乗って、お宝だらけの中で、自分の広告デザインを見直してみましょう!