「考えるより、感じる」を優先する

PRしたい内容から自然発生的に「こういう世界観がいい!」と感覚的なモノが出てくることが理想です。

デザインに必要なオブジェクトやフォントや色使いなどの要素は、デザイナーが1から考えるということはとても難しい作業です。

「らしさ」というものを、どう表現するか

これがポイントです。

これは日頃モノをどう見ているかによりますので、何かを見て何を感じたか、ということを自分の中にストックしていきましょう。

 

PRするテーマを3段階で連想する

連想することでデザインの方向性は決められます。

1.連想されるワード
2.連想されるイメージ
3.ヒントを探す

この順番で検討していくとスムーズです。

1.まずは、PRするモノから「連想されるワード」をいくつか出してみましょう。

例えばボールなら、

・「丸い」
・「頭くらいの大きさ」
・「蹴りやすい硬さ」
・「子ども用」

…など、アウター部分からでもいくらでも連想ができるはずです。

そんな連想をしていると、だんだんと「イメージの世界」に入っていけると思います。

2.次は「連想されるイメージ」を書き出してみましょう。

・「どんな状況でボールを蹴るのかな?」
・「天気はどうかな?」
・「人はたくさんいるのかな?」
・「子どもの表情はどうかな?」

…など、情景・シーンが思い浮かんだと思います。

ここまで来れば、デザインの方向性は見えてきたのではないでしょうか?

3.最後に「ヒントを探す」ことをしていきましょう。

・実際に取り入れられそうな装飾やあしらいを探す
・マッチしそうな色を探す
・合致しそうなオブジェクトの形状やレイアウトを探す
・フォントを決める

このように、

「連想されるワード」→「連想されるイメージ」→「ヒント探し」の流れで、方向性は組み立てらます。

日頃からたくさんのモノを見て、何かを感じるクセを付けておくと良いですね。