045.名刺のデザインは気遣いが大切!

名刺のデザインは、いろいろと限定されることが多いので注意が必要です。

・文字のサイズを小さくしなければならない
・入れるべき情報がたくさんある
・スペースが狭い

そんな中でやってしまいがちなことは、広く大きく使ってしまうことだと思います。

名刺気遣い1

広々と使えていて良いような感じがしますが、実際に名刺交換する時にどうなるでしょうか。

また、広く使うために余白をとっているつもりが、読みづらさに繋がってしまうこともあります。

渡す時のこと、渡した後の読みやすさを考えた場合、以下のようにすると上手くいきます。

名刺上部の左右両端は1cm四方分を空けて全体をレイアウトします。

 

また、文字の大きさを上げることはほとんどの場合難しいと思います。

その場合は、大きさはそのままに文字間隔を広げると可読性が上がりますので、Illustratorの「文字パネル」内にあるVA値を40〜200にして文字間隔を調整してみましょう。

 

この2つを意識するだけで、渡す時も渡した後も好印象な名刺になります。

名刺は「印象づくり」のための大切な道具です。

デザイン性だけを優先するのではなく、気遣いを最優先に考えてデザインをしましょう。

044.パワポではページを増やすことをためらわない

パワーポイントやKeynoteなどでプレゼン資料を作る際、ページが増えることへのためらいを捨ててしまいましょう。

プレゼン資料の役割は「伝える」ことです。

もしもページ数を意識しすぎるあまり、ぎゅうぎゅう詰めになったプレゼン資料にしてしまったら、そのプレゼン資料は伝わりにくく、共感を呼ぶ役割を果たしてくれません。

以下の例を見てみましょう。

詰め込む

上記の例ですと

詰め込む → 字が細かくなる → レイアウトが組みづらい

となってしまい、あまり読む気になれません。

つまり「伝わりにくい」のです。

次に、このようにしてみてはどうでしょうか?

分割する

ページ数は2ページ増えますが、「見出しページ」と「内容ページ」を分けることで役割がはっきりします。

読みやすくなる分「伝わる」プレゼン資料になります。

 

もちろん、むやみに細分化してページを増やすことは、逆に全体像を掴みづらくなるのでNGです。

全体の構造をどうするかをしっかり設計しておきましょう。

 

分かりづらいところを分割してゆとりを持った展開にする。

そのためにページが増えることをためらわず、「伝わりやすさ」を最優先に考えてみましょう。

 

043.デザインの「形」と「中身」の関係性とは?

見やすさ、読みやすさには原理原則があり、それらをきちんと守って広告のデザインを作り上げていきますが、最終的にどうしたいのか、その広告の目的によって、「見せる」方向性なのか「読ませる」方向性なのかは異なってきます。

例えば、見る人の感情を「見せる」ことで動かしたいのなら、引き込ませるものにした方が良いです。

見せる

「形」で見せることを主眼としていますので、説明不足にはなります。

対して、しっかりと読ませることで、見る人の関心を高めるのなら、以下のようになります。

読ませる

「中身(コンテンツ)」を重視し情報をしっかりと伝えることができますが、引き込み感は弱くなります。

 

このようにして考えると、どちらも一長一短です。

ですので、どのような目的でどんなゴールにするかを最初に考えることが大切です。