028.窮屈なデザインにしない方法

インパクトはあるけれど、肝心な情報が埋もれがちな場合、被写体を小さくするのも一つの手です。

 

例えば以下のような感じですと、やや窮屈な感じです。

 

 

このような場合は、思い切ってモデルさんを小さくしてみましょう。

以下のようにすると余白が生まれるので、モデルさんも埋もれることなく、商品もしっかり見せることができます。

 

 

商品やモデルさんを大きくすると、インパクトが出てレイアウトも組みやすいのですが、他の情報が埋もれがちになってしまいます。

ただ、一概にそれが悪いわけではありませんので、

 

・広告の目的によって何を優先するのか

 

ここははっきりとさせておきましょう。

関連の記事がありますので、こちらの方も読んで頂けますと嬉しいです。

027.インテリア系の広告を上品にデザインするコツ

広告の目的やテーマによって、写真の配置や見せ方がそれぞれ異なります。

インテリア系の広告のデザインをする場合は、

 

・インテリア=空間を演出する

・上質なイメージ=暮らし

 

を意識すると良いでしょう。

 

もし多数の写真がある場合は、「狭いイメージにしない」ことが大切です。

できるだけ広くゆとりのあるデザインを心がけましょう。

そのためには

 

1.「メインテーマ」になる写真を1枚選んで大きくする

2.他の写真は小さくして配置する

 

ということをやってみてください。

例えばすべての写真を見せたいと思って以下のようなレイアウトにしてしまうと、どうでしょうか。

 

空間1

 

一見すると、いろいろなシーンが見れて良いと思われますが、これでは窮屈です。

 

広くゆとりを持たせて上品にするなら、以下のようにメインテーマになり得る写真を1枚大きくすると良いと思います。

空間2

 

このように写真を大小に分けて配置すればゆとりが生まれ、整理もつけられるので上品なイメージになります。

 

小さい写真は見られないのではないか、という心配はいりません。

この広告自体に目を引かれた人は、この小さくなった写真も必ず見ます。

整理がつけられていて見やすいから、見ようという気になります。

逆に言えば、上の例の方が目を引きにくく、整理がついていないのですべての写真を見てもらえない可能性が高いです。

 

このように、インテリア系の広告では、狭くならないようにすることと、上品に見せることを意識してデザインしてみましょう。

026.文書の構造を分かりやすくする2つのポイント

文字だけの情報になる場合に気をつけたいのが、「構造」です。

基本的に人は文字を読みたくないので、文字続きの場合にはリズム感をつけるために「強調」をつけ、飽きさせないような工夫が必要です。

ここで気をつけたいのが、強調の方法です。

 

・見出しは見出しだと分からせるようにアクセントを入れる

・強調は最小限にし、最も重要な箇所だけにする

 

この2点に注意を払うだけで構造がハッキリとします。

 

見出し1

左の方は、強調を入れていますが肝心な構造が分かりにくくなってしまっています。

右の方は、強調を最小限にし、見出しにアクセントを付けました。右の方が構造が整理されていて分かりやすい文書だと思います。

 

Wordで作る文書の場合なら、見出しに文字変換で■や●を付けてあげるだけでも十分に分かりやすくなります。

 

ジャンプ率(文字の大小で人目を引く)を変えるだけではなく、「わかりやすく」というところも意識してみましょう。