030.テーマにあう写真の選び方と考え方

写真を選ぶことは「メッセージを決める」ことに繋がります。

文字情報で伝えるだけでなく、見る側にしっかりとイメージが伝わるようにしましょう。

 

最適な写真を選ぶ

まずは写真選びです。

例えば、

「フィットネスジムで、美しくダイエットしたい女性をターゲットにした広告」

をデザインするとしたら、どの写真が最適でしょうか?

写真選び1

ここで考えたいのが、「方向性」です。

 

1.「その後」のイメージを前に出すのか

2.「方法」のイメージを前に出すのか

 

方向性によって写真選びは変わってきます。クライアントとしっかり打ち合わせしましょう。

今回は1.の「その後」のイメージを前に出す、でデザインを検討します。

 

方向性を確認しよう

「美しくダイエットしたい」がキーワードですので、連想できるワードは、

 

・美しい→きれい

・美しい→かっこいい

・ダイエット→美しさを保ちたい

・美しさを保ちたい→プロポーショナル

・フィットネス→アクティブ

 

など、たくさん連想ができます。

この連想ワードで適切なのは、2つの写真になります。

連想ワードについて、こちらで説明していますので読んでいただけると嬉しいです。

 

情報の入れ方を検討しよう

写真を選んだら、文字情報を入れ方を検討してデザインをしていきます。

先程の連想ワードをもとに、情報の見せ方を検討します。

 

「美しく痩せる」・「かっこよさ」・「アクティブ」・「プロポーショナル」などの基準を考え、

 

・全体をスッキリと構成する

・斜めのラインを入れることでアクティブさを出す

・キャッチコピーは美しさを感じる書体で

・他の情報はクセがなく弱々しくならない書体で

・ベネフィットはきちんと伝わるようにする

 

という感じでデザインをしていきますと写真のようになりました。

写真はイメージをダイレクトに伝えますので、選び間違えのないようにしたいですね。

文字情報はその世界観にあったフォントや表現を考えていきましょう。

029.大人過ぎないおみやげ包装のデザイン例

おみやげ包装のデザインで、あまり堅苦しくならずにしたい場合のデザイン例をご紹介します。

以下のような感じで、和のデザインも配色具合でポップ感やおしゃれ感を出せるので面白いですね。

※参考図案『けっきょく、よはく。』

028.窮屈なデザインにしない方法

インパクトはあるけれど、肝心な情報が埋もれがちな場合、被写体を小さくするのも一つの手です。

 

例えば以下のような感じですと、やや窮屈な感じです。

 

 

このような場合は、思い切ってモデルさんを小さくしてみましょう。

以下のようにすると余白が生まれるので、モデルさんも埋もれることなく、商品もしっかり見せることができます。

 

 

商品やモデルさんを大きくすると、インパクトが出てレイアウトも組みやすいのですが、他の情報が埋もれがちになってしまいます。

ただ、一概にそれが悪いわけではありませんので、

 

・広告の目的によって何を優先するのか

 

ここははっきりとさせておきましょう。

関連の記事がありますので、こちらの方も読んで頂けますと嬉しいです。