025.クローズアップしたい時は余白をつくる

「余白は意識して取るように」というのが案外難しかったりします。

 

1.たくさんのことを言いたい

2.良い逃しをしたくない

 

という場合が多く、削る提案をするというのがなかなか難しい場合もあります。

 

どうしても削ることができない場合は、情報を「整理」していく方法を取ります。

関連している情報は離さずにユニットにしていき、できるだけゆとりあるレイアウトにしていくと良いです。

例えば以下のようなレイアウトですと、いっぱいいっぱいで印象でクローズアップ感が少々弱いです。

 

余白S1

こんな場合は、余白を意識してレイアウトを組むと良くなります。

 

余白S3ss

 

言っている内容は同じでも、何をクローズアップさせるかを決めて思い切って余白を作ると、肝心な部分がきちんとクローズアップされていきます。

 

・余白があると、アイキャッチを付けてると目が行きやすくなり、きちんと機能してくれる

・余白自体がスポットライトの役割をしてくれるようになる

 

ですので、恐れずに余白を作ってみましょう。

 

 

 

024.間違えのない「矢印」のデザインとは?

文章や図形を橋渡しするのが「矢印」ですが、案外これが間違ったり難しかったりします。

なかなかここに意識が向かない、ということもあるからかもしれません。

 

全体のデザインを壊さないで矢印を扱うポイントは、

 

1.太さ・形をすべて統一する

2.認識できる最小限のサイズにする

 

たったこれだけです。

 

 

例えば、以下のような感じはどういう印象でしょうか?

矢印

なんか不格好ですね。

矢印は使用する箇所ごとに大きさや形を変えずに、すべて統一したものを使うとまとまります。

 

また、矢印はできるだけ目立たせないようにし、ハッキリ認識できる最小限のサイズを狙うと野暮ったくなくオシャレ感が増します。

いかがですか?

特にエクセルやパワーポイントで用意されている「矢印」は主張が強いので、色や大きさを変える、または「三角」を利用するなどしてできるだけ目立たせないように、野暮ったくならないように工夫してみましょう。

 

 

 

 

023.デザイナーに必要なルーティンとは?

我々デザイナーが行なっているルーティンは、

 

1.「見る」

2.「真似る」

3.「アレンジして自分のものにする」

 

です。常にこの繰り返しです。

残念ながらデザイナーと言えども、まったくの新しいデザインを常に生み出すことは極めて難しいです。

 

ですので、人の作ったデザインを参考にして、それを自分で真似してみて、最終的にアレンジして自分のものにして蓄積していく、ということをやっています。

それをたくさんのデザイナーさんが繰り返して行ない、アレンジがどんどん広がり、また別のイメージが生み出されていく。

そしてそれをまたたくさんのデザイナーさんが・・・、という感じです。

 

実際に、かの有名な『ノンデザイナーズ・デザインブック』の著者は、本の中でこのようなことを言っています。

 

プロのデザイナーは、常に他人のアイデアを「盗んで」いるということを覚えておいてください。

つまり彼らは、常にインスピレーションを求めて、あたりを見回しているのです。

あなたがチラシを作るなら、あなたが本当に気に入るチラシやテンプレートを見つけて、そのレイアウトを使いなさい。

ただテキストと画像は自分のものを使うのです。

そうすれば、そのチラシはあなた自身のチラシになります。

–(中略)–

それは応用することで変化して、あなた自身のものになるのです。

私たちはみんなそうしています。

 

例えばPinterestを見て、良いデザインに影響を受けて自分で1日1つ真似して作ってみる、というだけでも良いかもしれません。

そんなルーティンについて、詳しく書いた記事がありますので、読んでみてもらえると嬉しいです。